あとがきという名の×××

誰だ 10話で終わるとか思ってたヤツは！(私です…)

―――そんなわけで やっと終わりました、14歳なキララク＆アスカガ。
だんだん長くなって、最終的には本編より長くなったという…(汗)

最初は14歳なんだから！という感じで幼く書いているつもりだったんですけど。
途中からはもう16歳でいつも通りに書いてました。
キラに至っては"キラ様"みたいな性格になってますし。
KINGDOMのキラは育ちのせいもあるんですけど、いつもよりちょっとヒネてます。
ラクスと付き合うまではカガリとアスランが最優先で 他はわりとどうでも良い感じ。
恋人を作ったのもカガリの負担を減らす為だったりします。
この辺の過去話もマリーのエピソードを絡めて書いてみたいですね。
…その場合 ラクス出てこないけど。

今回１番楽しかったのはもちろん文化祭です。
アスカガが書きたくて入れたんですけど、思ったより遊び過ぎましたー
ちなみにナマ足なカガリは某満画の影響です☆
中等部でコレなら、高等部の文化祭はどうなるんだろうなぁ…
その前に来年の文化祭の生徒会主催イベントは何になるんだろう…
そんなことを考えてしまったり。

そして、メインのキララク。
｢見かけによらず男らしい｣のがラクスのイメージなのでそのままです。
キラはアスキラだろうとキララクだろうと難攻不落な人でした。
キラが愛オーラを出せるのはカガリにだけですね(笑)←シスコン設定
ラクスがキラへの愛を隠さないのは絶対外せないところです。
他にもアスランは双子を中心に世界を回していたり、双子はお互いが大好きだったり。
外せないお約束はそのままです♪

あー、それと。
｢張り倒す｣について。これはKINGDOM本編の方でアスランが言っていたセリフからです。
やることが間違っていたら カガリはアスランでもキラでも張り倒すと。
アスランが張り倒されたエピソードもマリーの過去話に関係していたりします。
…そんな感じで KINGDOMもまた聖母並に話が展開しています(苦笑)

私はすれ違いとかそっち系の方が書きやすいことに今更気づきました…
おまけにまとめるのが苦手……
だからか 最後は無駄に甘くなりましたー…(予定外)


KINGDOMはまだまだ続きますので、これからもよろしくお願いします。




↓は、入りきらなかったその後のおはなしです。



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＜後日談＞

「気づいてたわ。そろそろ言われるんじゃないかと思ってた。」

 ラクスが仕事の週末に、キラは付き合っていた彼女とカフェにやって来た。
 もちろん今日のことはラクスも知っているし、実は付き合うことも待ってもらっている。
 今の恋人との関係をうやむやにしたままで彼女を受け入れるわけにはいかないから。

 ―――そして切り出した別れ話に、彼女は笑ってそう告げた。

「いつから？」
 互いにいつでも別れる可能性があることは分かっていた。
 けれど 協力してもらったあの日にああ言ってくれたのも彼女だったのに。
「…文化祭準備の頃からなんとなく。」
「そんなに前から？」
 予想もしなかった答えにさすがに驚く。
 準備の頃なんて まだラクスの気持ちも知らない時期の話だ。

「いつも遠くを見ていたもの。だから分かってたのよ。」
 彼女はずっと大人びた顔でキラを見る。
 年上というだけではなく、それ以上の大人の女性のような表情で。

「―――あの人にメールをしてみるわ。仲直りして、もう一度やり直したいって。」
 だから大丈夫よ、と。彼女はもう一度微笑んで席を立つ。
「最後は貴方に奢らせてあげる。」
 いつもは一緒に持って出る伝票をキラに渡して「ありがとう」と告げる彼に手を振ることで応えた。

「貴方も幸せになって。」
「君もね。」

 当然よとでも言うように艶やかな笑みを残して、彼女はさよならを言って店を出て行く。
 そしてキラは一人残された。

 自分よりもずっとずっと大人だったひと。
 笑顔のさよならもあることを教えてくれたひと。

「―――ありがとう。」





「…ラクスに報告しなきゃね。」
 しばらくぼうっと外を眺めていたキラも独り言を呟いてようやく立ち上がる。


 メールするより直接会いに行こう。
 時間に余裕があるから少しだけ寄り道をして。

 今まで傷つけた分のごめんと待っていてくれたことへのありがとうを込めて、君にとびきりのプレゼントを贈ろう。

「―――さて、何を買って行こうか。」





  -END-


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こっちとも決着つけとかないと二股になっちゃうので。
名前が出てこなかったんですが、彼女の名前はエルと言います。某折り花の少女とは無関係です(笑)

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