【聞き飽きるまで愛してるを】(アスキラ)
久しぶりの逢瀬
会えない時間の隙間を埋めるように、部屋に閉じこもって2人一緒に過ごした。
自分達がやるべき事を為すために、別々の場所を選んだのは自分達の意志。
けれど、やっぱり1人の夜は寂しいもの。会えば離れたくなくなる。
熱を分け合って、ベッドの中で寄り添う。
「愛してる」と言いながら、アスランは瞼に頬に唇にもキスの雨を降らせた。
「ねえ、飽きないの…?」
熱に浮かされている間にもその言葉を何度も聞いた。
名前を呼ばれるのとどちらが多いのかと思うくらいに。
改めて考えるととても恥ずかしい気がする。
「飽きないな。」
けれど、そんな風にさらっと返されてしまえば何も言えなくなった。
「愛してる、キラ」
心地よい程の、甘く低く響く声。
蕩けてしまいそうな、ふわふわとした気分になる。
「愛してる」
その言葉を聞く度に心臓は大きく高鳴って、壊れてしまうんじゃないかと思って。
これ以上はいくらキラでも持たない。
「……いつまで言うつもりなの?」
赤い顔を彼の胸元に隠して尋ねると、小さく笑う声がした。
そしてその答えは、耳元で甘く囁かれる。
もちろん、聞き飽きるまで―――
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どこまでもバカップルです。
誰かこの人達止めて〜(笑)
Date:2011/4/24(Sun)
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