いつか きっと、


 過去への扉が開く



「帰らなきゃ…」



 そこは僕が本来在るべき場所

 未来へ迷い込んだ僕が、生きていくべき正しい時間







「行かせない」



 止めてくれる愛しい人、大好きな君

 僕も君と離れたくないよ

 でも僕は異邦人、この"時間"の人間じゃないから




「…止めないで、お願い」



 僕はちゃんと泣かずに言えた?








 校舎2階の廊下の端、

 あそこを抜ければ元の時間へ―――…





「どこへも行って欲しくないんだ…っ」






「大丈夫。いつかまた会える。」







 会いに行くよ

 姿は今と同じじゃないけれど、きっと心は今と同じ

 同じ時を生きる僕が君の傍に行くよ





「バイバイ、アスラン」



 だから もう少し待っていて――――――







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こんな夢を見たのです。



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